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「東京圏における今後の都市鉄道のあり方」について答申

〔東京直結鉄道(東京8号線)が答申に盛り込まれました=押上~野田市間が延伸ルートに=

-東京圏における今後の都市鉄道のあり方」について答申-
平成26年4月、交通政策審議会に対し諮問されていた「東京圏における今後の都市鉄道のあり方」について、2年にわたり進められていた審議は、平成28年4月7日にパブリックコメントが出され、その後4月20日に正式な答申(交通政策審議会答申第198号)が出されました。
答申第198号内容はこちら(国土交通省ホームページ)
答申では、私たちの悲願であった東京直結鉄道は、「都心部とのアクセス利便性の向上を期待」する意義があるとされ、東京8号線の押上~野田市までの延伸という形で盛り込まれました。
また、東京の都市機能のバックアップ等の観点から茨城県西南部方面への更なる延伸についても検討されております。
野田商工会議所では、野田市や関係地域の各機関と共に、これまで長年にわたり東京直結鉄道の早期実現に向けて誘致運動を継続してまいりました。
正念場にあたる平成27年末、実現に向けた運動の集大成ともいうべき取組の一環として、当所が中心となり市内関連22団体が集まり「東京直結鉄道を実現する会」を設立しました。
実現する会では、大型店やイベントでの街頭署名、市内全駅での一斉駅頭署名や自治体からの班回覧署名、各団体構成メンバーや従業員、お客様からの署名など様々な方法で署名活動を実施いたしました。 当所においても会員の皆様にご協力をいただき、実現する会で集めた署名数は、80,213筆にもなりました。
また、関係する3県11市町の行政で組織する地下鉄8号線建設促進並びに誘致期成同盟会と同管内にある13商工会・商工会議所で組織する東京直結鉄道建設・誘致促進連絡協議会で協調し、同様に署名活動を実施いたしました。
これらの活動において、集まった署名の総数は172,952筆にのぼり、本年2月には、この署名簿を持参し、県や国土交通省に要望いたしました。
(国交省要望の際の様子)
「あわてず、あせらず、あきらめず」の精神で30年以上にわたり東京直結鉄道の誘致について訴えてまいりましたが、この間、官民挙げての誘致活動を休むことなく継続展開してまいりました。
野田市民をはじめ、関係する埼玉・茨城の住民の熱意が届き、このたびの答申につながったものと考えております。
なお、答申の中で8号線延伸は、複数の都県にまたがる路線のため、地方公共団体等が協調して事業性の確保に必要な沿線開発の取り組み等を進め、事業主体を含めた事業計画について十分な検討が必要であると課題も指摘されております。
この点については、地下鉄8号線建設並びに誘致期成同盟会が以前実施した事業化検討調査の中で、野田市-八潮間の先行整備について、都市鉄道利便増進事業費補助の適用を前提とし、また東埼玉道路との一体整備を検討し、既存駅での結節、TXとの相互乗り入れ、または乗り換えなど、様々なケースを想定したところ、いずれの手法についても事業採算性が確保されるとの結果が得られております。
私たちの目指してきた東京直結鉄道は今回の答申に盛り込まれましたが、まだ実現まで道半ばです。
今後は、私たちの運動もこれまでの延伸誘致運動から早期着工・早期実現へ向けた運動へと展開してまいります。
会員の皆様にも引き続きご支援・ご協力をお願いいたします。

 


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